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「在来工法」と「ユニットバス」の違いとは?

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お風呂をリフォームする際によく聞く「在来工法」と「ユニットバス」という言葉

 

今回はこの2種類の浴室について紹介します。

 

少し前の一戸建ての浴室では床や壁にタイルを貼っている在来工法というお風呂が主流でしたが、古い公団住宅などのマンションにもたまに在来工法で作られています。

 

在来工法とは下地の段階で防水の加工をし、その上からタイルを貼って仕上げていくため、約15年前後経過すると、タイルがヒビ割れてしまったり、目地が取れてしまったり...などの不具合を起こします。

 

そのため表面上ではタイルのヒビ割れなどなんともないように見える浴室でも一戸建ての場合、土台などが腐ってしまいシロアリの被害にあうケースやマンションであれば下の階へ漏水のリスクが高くなりますので、その前に早めのメンテナンスを行う必要があります。

 

それに対しユニットバスは「お風呂」という空間の中に箱を建てるようなイメージで水漏れのような心配も少なく、保温性も高く、お手入れもラクになっているため、現在ではユニットバスが主流となっています。

 

では在来工法のメリットは何でしょうか。

 

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ユニットバスの場合、ある程度決まったサイズがあり、それによって床・壁・天井などそれぞれをパーツごとに選んでいく形になります。工期も短く価格もお安くつくのですが、もしサイズが合わなければ今よりも狭いお風呂になってしまったり、そもそもユニットバスが組み立てられないこともあるのです。

 

その点で在来工法はそれぞれのお家の条件に合わせて現場でひとつひとつ造作するため、好きな形にすることができ、またヒノキや大理石のようなユニットバスでは味わえないような素材や仕様を自分好みで組み合わせる事が出来ます。

 

ただし、その分工期期間が約3週間と長くかかってしまうことやこだわった分だけ金額も高くついてしまうことがデメリットとしてあります。

 

対してユニットバスのメリットは金額も安く、性能もほぼ均一であり、壁パネルも色・柄ともに豊富にあるため、在来工法のように自分好みのオリジナル仕様にすることができます。