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火災の原因は「便座」だった!?

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みなさん、「トイレで火災」って聞いたことありますか。

 

実はトイレでの火災が増えているんです。

 

一体その原因はタバコか何かかと思いきや...

 

「古い温水洗浄便座」だったのです。

 

先日も愛知県にて木造平屋建ての住宅約200平方メートルが全焼する火事があり、出火元はトイレの暖房機能付きの便座であったとのこと。

 

こういったケースはよくあり、たびたび火災原因になっています。

 

そこで今回は温水洗浄便座について何に気を付ければよいのか、また取り替え時期はいつごろなのかをご紹介いたします。

 

温水洗浄便座は電化製品だった!?

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はじめに、温水洗浄便座は一般家庭にどれほど普及していると思いますか。

 

一般社団法人 日本レストルーム工業会にて「統計からみる温水洗浄便座の普及」を示した結果があり、今現在で温水洗浄便座の一般世帯での普及率は70%を超えているという驚きのデータがあります。

 

これは100世帯当たりの保有数でみたものですが、現状で温水洗浄機能のないものでも今後買い替えの際に温水洗浄便座へとお取替えをされることを見込めるため、今後も需要が増加していくであろうと考えられています。

 

温水洗浄便座は電源プラグを差し込んで、便座を温めたり・おしりやビデなどを清潔に保つために電力を使用して冷たいみずをお好みの温度・水量で洗浄をすることができる便座となっており、電力をフルで活用する温水洗浄便座は「電気製品」の扱いなのです。

 

ですから、長期期間年数使用してしまうと電気部品が劣化したり、また故障してしまい、発煙や出火の恐れがあるので注意しなければいけません。

 

また温水洗浄便座の製品事故の原因は、過半数が長期間年数使用していたことによる劣化と故障している状態にもかかわらず使用していたことであり、件数は少ないながらも火災などの重大な事故につながるケースが後を絶ちません。

 

そのため長期期間年数使用による事故の防止や故障状態での使用の継続を防止することで事故は未然に防ぐことができます。

 

取り替えるタイミングっていつ?

では、特に破損や故障しているかわからない温水洗浄便座の取り替え時期とはいつなのでしょうか。

 

故障した場合はもちろん直ちに使用を中止し、温水洗浄便座のメーカーメンテナンスにて点検・修理を行うか買い替えをおすすめします。

 

ただしメーカーの製品は10年の間でモデルチェンジをしたり、製品そのものが廃番品となってしまうことがありますので、10年以上使用している温水洗浄便座に関しては点検は行うことができても部品のない箇所で故障が起きている場合は直すことができません。

 

また10年以上経っている温水洗浄便座ですと点検が有料となり、お取替えをすることと変わりのないほどに高くつくこともありますので、その場合においてもお取替えを検討することがおすすめです。