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理想を叶える対面キッチンのポイント

ネットや雑誌、ショールームでも多く見かける対面キッチン。

オシャレで開放感があって憧れを抱く方も多いはず。

一口に対面キッチンと言っても、色々な種類がある事をご存知でしょうか?

自分の理想に近い対面キッチンを叶える為のポイントもご紹介します!

 

 

この記事は約5分で読み終わります。

 

目次

  1. 対面キッチンのメリット
  2. 対面キッチンのデメリット
  3. 造作対面キッチンとは?
  4. アイランドキッチンとは?
  5. 種類のまとめ
  6. I型キッチンから対面キッチンへの工事ポイント
  7. まとめ

 

1.対面キッチンのメリット

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開放感がある

通常のキッチンで作業していて、顔を上げれば壁で視界が遮られる事がほとんど。

対面キッチンであればリビングダイニングが広がり開放的になります。

 

目線をリビングに向けられる

小さなお子様がいらっしゃるご家庭など、目を離し過ぎる事が無くなります。

リビングのテレビを見ながら作業も可能です。

 

家族とのコミュニケーションがとれる

通常のキッチンであればダイニングから見えるのは背中。

対面キッチンであれば正面を向いた状態でコミュニケーションがとれます。

 

作業の手元を隠せる

ダイニングから見た時に調理や作業の手元は隠れます。

来客があった時などは嬉しいポイントかもしれません。

 

収納の間取りの幅が広がる

対面キッチンの背中側の壁面にカップボードをレイアウトすれば、

収納力を増やすことが出来ます。

 

 

2.対面キッチンのデメリット

設置の為にリビングスペースを広くとる必要がある

最低でも横幅は2m50cmは欲しいところ。

その為リビングのスペースを大きく使用します。

作業するための導線幅の確保なども考えると、リビングスペースの確保が必要です。

 

ニオイの充満に繋がってしまう

壁が無い事から、調理や食材のニオイなどがリビングに充満する事も。

対策として、レンジフードを能力の高いものに選定する方が良い場合があります。

 

 

3.造作対面キッチンとは?

2IMG_0683.jpg

 

キッチンの背面に壁を造作して設置しているキッチンのこと

同じ対面キッチンですが、少しだけ違います。

造作対面キッチンは工事にて背面の壁を造作します。

コンロからレンジフードにかけて壁を造作することで、油ハネやニオイの充満の防止に繋がる利点があります。

 

対面キッチン - リビングにキッチンを置いて完結

造作対面キッチン - キッチンの背面に壁を造作してそこへ設置

 

簡単に考えるとこのような違いです。

 

 

4.アイランドキッチンとは?

工事後1.JPG

 

左右にも背面にも壁が無く独立したキッチンのこと

対面キッチンとは違うアイランドキッチン。

造作対面キッチンは似ていますが、こちらは完全な別物とご理解頂いてもいいかもしれません。

 

 

5.種類のまとめ

IMG_2653.jpeg

対面キッチン

 

 2IMG_0683.jpg

造作対面キッチン

 

 工事後1.JPG

アイランドキッチン

 

 

見比べて違いが分かるポイント

 

対面キッチン

  • キッチン天板カウンター伸びている為、奥行きを広くとれる
  • ダイニング側の背面のオプションが豊富

 

造作対面キッチン

  • 造作はアイデア次第での工夫が可能
  • キッチン天板カウンターを伸ばすのではなく、造作でカウンターを背面壁に設置してテーブルとして使用可能
  • 造作壁の立ち上がりの高さも自由に造作可能

 

アイランドキッチン

  • キッチンを囲うような使い方が可能
  • 来客向き

 

 

QSCT1A20_0189.jpg

画像引用:(パナソニックキッチン ラクシーナ)

 

 

ご参考

ダイニング側の収納をお好みに合わせて選べます。

 

 

 

コラム導線画像 (1).png

 

 

6.I型キッチンから対面キッチンへの工事ポイント

 

リフォームにおいて通常のI型から対面への工事には色々なポイントがあります。

  • 配管の移設
  • 照明の移設
  • 排気ダクトの移設
  • それに伴う内装工事の発生

 

キッチン平面図2.png

 

 

配管の移設

お水・お湯・排水管の位置が変わる為、配管の移設が必要になります。

 

戸建ての場合

床下を使用して配管を移設する事が可能です。

 

マンションの場合

床下はコンクリートの為床下を使用する事が出来ません。(1階は可能な場合があります)

キッチン周辺の床を上げるか、壁を少し出して配管のスペースを確保しなければなりません。

水が流れるように、勾配を確保する事も必要となります。

 

 

照明の移設

対面キッチンは吊戸棚が無い事がほとんど。

天井からの照明で明かりの確保が必要です。

 

 

排気ダクトの移設

換気扇の位置も変わる為、元々の排気を流用出来ればスムーズな移設が可能ですが、

排気方向の確認が必要です。

 

戸建ての場合

天井裏を使用してダクトを移設する事が可能です。

 

マンションの場合

天井裏とコンクリートの間にスペースがあれば使用して移設が可能です。

コンクリートを塗装している天井の場合もありますので、その際は梁を作るかの何かしらの造作が必要です。

 

 

それに伴う内装工事の発生

  • 元々のキッチンを解体した後のフローリングをどうするか
  • 元々のキッチンを解体した後の壁紙をどうするか
  • 配管や照明を移設する際に発生する穴などをどうするか

 

など、リフォームにおいては現場それぞれに施工方法が異なります。

図面を元に仕上がりのイメージを固めて対面キッチンの完成を目指しましょう。

 

 

7.まとめ

メリットデメリットを交えながらお伝え致しました。

開放的なリビングを作るうえでうってつけな対面キッチンは、

完成してお使い頂くときにはきっとご満足頂けます。

 

リフォームにおいては移設が伴うため、リビングを改装する時が

最適なタイミングです。

 

キッチンだけ・・・とお考えの場合でも、最適な施工方法でご提案も可能です。

 

キッチンは沢山のメーカー、種類、オプションが豊富で、

目移りしてしまうかもしれませんが、自分の理想に合うスタイルから考えて、

キッチン選びを始めてみても良いのではないでしょうか?

 

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