#38
ディスプレイラックをちょっとプロっぽく組木で作ろう!
第49回(2017年12月9日)放送分
ディスプレイラックの作り方
Step1相欠き組手の墨付け
同じ長さ、同じ厚みの板を2枚用意します。
それぞれの中心に印をつけ半分まで切欠きます。切欠きの幅は板の厚みよりもちょっぴり狭く印付けるのがミソです。
2枚の板それぞれを切り欠いて作るから、相欠きっていうんですね。
Step2ノコギリで切り目をいれる
墨付けが終わったら、ノコギリでまん中あたりまで切れ目をいれます。
板の厚みにあわせて墨付けをしても、のこぎりでカットする時に微妙にずれてしまったりします。
なので一方に切れ目をいれたら再度あわせる板をあてて、もう一度墨付けの位置をチェックします。
ノコギリで切れ目をいれたらノミと木槌を使って欠き取ります。
Step32枚の板を組み合わせる
2枚の板の欠き取りが終わったらあわせみます。ちょっときついな・・・というくらいがちょうどいいです。
組みあわせたら、あて木をして木槌で叩き込みます。
余りにきつくて入らない時は、組み合わさる部分を金槌でたたいてちょっとへこませておくと入りやすいですよ。
Step4ダボ継ぎをして側板を取り付け
次にダボ継ぎをして側板を取り付けます。
ダボピンという先端がとがった金属のダボ栓がありますので、これを使います。
一方に下穴を空けて、空けた下穴にダボピンを入れてから、つなぎたい板を当ててダボ穴の中心位置を付けます。
そうするとダボピンの先端部分がとがっているため、あわせたい板にきれいなダボ穴中心位置が付くのです!
あわせたい板にも下穴をあけてダボをいれ板を合せます。
こうするとビスは使わなくてもがっちりとした板組ができます!
完成!
お家の形にしたラックにするため縦板は屋根の形にしておきます。
屋根の部分にウッドタイルを張れば完成です!!
屋根に色塗りするとめちゃカワイイ!
釘もビスも接着剤も使わない。ちょっとプロっぽい技で仕上げる工作です。
相欠き組手もダボ継ぎもいろんな木工に応用できる技法です。
これであなたも中級DIYERの仲間入り☆
木の板と板を留めるとき、電動ドライバーでビス留めというのがDIYでは定番です。
ビスの頭を隠すために木栓を打ったりもしますね。
でも今回は、初めからビスを使わないという方法に挑戦です!!
相欠き組手、ダボ継ぎの2種類の技法を使ってラックを作ります。
これ・・・プロっぽいのに意外と簡単なんです☆