デザイナーズハウスによく似合うガレージルーフ
施工内容
物件種別 | 戸建て |
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施工費 | 600,000円 |
工期 | 約1か月 |
施工住所 | 目黒区 |
施工内容 |
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Before
Before
施工ストーリー
今回ご依頼をいただいたのは、ガレージ屋根の葺き替えリフォーム。
それも、ただのガレージ屋根ではありません。
背面には細長いアプローチがあり、その先にある母屋はテレビ番組「建もの探訪」に出演された設計士さんに依頼して建てられたという、デザイナーズハウスのお宅が建っています。
それゆえに、今回のご依頼はガレージルーフの素材・形ともに母屋に劣らない意匠性が要求されていると感じました。
リフォーム前のガレージは重量鉄骨造に加え、屋根兼テラス床の部分は木造。
雨対策にFRP防水を行っていたものの、床(ベニヤ素材)の側面から雨水が回り、腐ってしまっていました。
やはり木製だとこういったトラブルが起きる可能性もあるため、別の素材で屋根を葺き替えたい(リフォームしたい)というご相談をいただきました。
他社に相談した際は「屋根に勾配を付け雨樋を設けてはどうか?」と提案をいただいたものの、陸屋根は変えたくないという希望に加えて、既製品の樋を付けると隣地を越える懸念もあるため不採用にされたとのこと。
弊社へもそれらの条件や、ご要望など様々な点を踏まえてご相談くださり、私どももできるだけお客様のご要望に添えるようリフォームのしかたについて検討しました。
打ち合わせを重ね、最終的には軽くて強度のある「FRPグレーチング」に「透明ポリカーボネート板」を敷く方法をご提案。
お客様が数社に見積もりを依頼した中で、デザイン・耐久性・費用など条件全般に満足できる提案だったとのことで、今回は弊社にお任せくださると決定されました。
しかし勾配がまったく無い状態では、ポリカーボネートの継ぎ目となるシールが劣化したら、また雨漏りする可能性があります。
そこで、1/1000のゆるい勾配なら水平に近く、人が乗ることも可能と考えました。
更に、勾配を付けると流れた雨が隣地に流れ落ちてしまう可能性もあるため、樋の代わりにコの字形の金物を取り付ければ敷地から出ないし、形も目立たずシンプルですのでそれを提案させていただきました。
初めての試みだったので、FRPグレーチングの素材にどうやって勾配をとるか、また、どうやって既存の鉄骨に固定するか......等の問題を解決するために原寸のスケッチを描き試行錯誤を重ねました。
現場では大工さんに内容を理解していただくのに少々時間がかかりましたが、前述の原寸スケッチが説明の際非常に役立ちました。
その甲斐もあって、すばらしいガレージルーフが完成!
完成したガレージをご覧になったお客様からも、喜びの声をいただくことができました。
お客様の声
カーポートの屋根が経年劣化で雨漏りするようになり、リフォームをすることに。
数社に見積を依頼した中ではデザイン性・耐久性・費用など条件全般に満足するプランを提案してくれたニッカホームさんに依頼を決めました。
工事は非常に丁寧で、細かいところまで気を配ってくれました。
仕上がりも想像以上で、また何かあればお願いしたいと思っています。