#31
杉材の耐久性をアップさせる古の技術 焼杉!
第42回(2017年10月21日)放送分
焼杉の作り方
Step1バーナーを使って焼き色を付ける
従来ではまとめた杉板を直火で焼くのですが、自宅でたき火というのも最近では難しいですよね。
ですから今回はバーナーを使って焼き色を付けます。
市販のバーナーで簡単に焼けますよ☆
Step2焼き加減のポイント
どの程度焼けばいいのかのポイントです。
基本的には炭化層を厚くした方が耐久性は増します。
衣類に炭がつきそうだし真っ黒はちょっと・・・という場合は焼き色を見ながら調整しましょう。
炭化層が薄い場合は、焼いた後に補助的に表面を塗装すると尚耐久性が増します。
Step3全体をむらなく焼く
全体的にむらなく焼きます。
バーナーを普段から使う事もなかなかないと思います。
なるべく一定のスピードで1列ごと焼くと、焼きむらができにくいですよ。
Step4表面を磨く
炭化層は薄くなりますが、表面を磨いてツヤを出したり、木目部分を浮作りにしても雰囲気がぐっと増します。
余分な炭もとれますので、衣類にも炭が付きにくくなっておススメです。
完成!
完成です!
焼きをやるとやらないでは全く別物ですね☆
ただ塗装するよりも雰囲気に深みを感じます。
雰囲気と耐久性。古の技術にふれたDIYでした!
最近では改めて、無垢の木材が持つ雰囲気がデザインとして見直されています。
とはいえ、無垢の木材は一般的な工業製品のそれと比べると劣化しやすいので塗装や防腐処理が必須です。
焼杉もその処理の一つです。表面を炭化させることによって内部の腐食を防ぐというわけです。
今回はそんな昔ながらの技法「焼杉」に挑戦です!