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施工ストーリー

マンションに比べて戸建住居リフォームの比率が高い豊田市。
そんな豊田市ですが、最近増加しつつある「中古マンションのリノベーション」というご依頼をいただきました。

当初のご要望としては、「3LDKを確保したい。リビングを広く、収納もたっぷりほしい。」といったもので、お話しする中で"これから大きくなるお子様の成長を考えると部屋数がほしい"というお考えが伝わってきました。
さっそく現地確認をさせていただいたところ、たしかにリビングは若干狭く感じられ、キッチン・ダイニングについては閉鎖感が気になりました。

そこで、キッチンとリビングダイニングを仕切る壁をなくして各部屋・廊下からは余計なスペースをなくし、スペースを拡げる計画からスタートしました。
目的がはっきりとしたため、「LDKの空間をひとつなぎにしてニッチ収納や間接照明で空間に広がりをもたせよう！」「床材の色も明るくして開放感をもたせよう！」と非常に順調に打ち合わせが進みました。

また、それらの打ち合わせを踏まえて、このお部屋について常々感じていたのが「リビングは日当たりがよく気持ちがいい」ということでした。

その良さを最大限引き出すにはどんなお部屋に仕上げるのが良いかと考え、最終的にはやはり自然を感じられる居心地のよい場所にしたいと考え、思いついたのは天然の木材を使用した空間。
今回、地産地消のひとつとして三河の杉材を積極的に活用いたしました。マンションだからこそご提案したい、木の特性や、調湿・消臭効果。これに加えてこの杉材は「居心地のよい空間」の演出にも一役買い、安らぎをもたらす効果もあります。
この杉材は廊下・トイレ・リビングと複数のお部屋で、機能性およびデザインのアクセントとして大活躍の結果となりました。

リビングの掃き出し窓から差し込む優しい日差しと大自然を思わせる空間の中に居ると、ここが街中だということを忘れてしまいそうなお部屋に仕上がりました。
今回はリフォームを手掛けながら、あらためて自然素材のもたらす安らぎや、現代の暮らしと自然の調和の大切さを実感しています。
天然木の味わいもこれからどんどん増していき、お子様の成長と共に住まいが素敵な時間を重ねていくことを私どもも楽しみにしております。
この度は、ご依頼くださり誠に有難うございました。